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ずっとお城で暮らしてる

a libulaly ドラゴン・ヴォランの部屋

『ドラゴン・ヴォランの部屋』

                作     j.s.レ・ファニュ  

                出版社   創元推理文庫

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ファニュの『女吸血鬼カーミラ』は読んでいて怖くて怖くて、しかしやめられなかった怪奇幻想小説のひとつ。  

特別な文体とか奇抜な作品、、と言った

感じはないのだけど、読んでいるとありもしない何か、、に、リアリティが備わっていて怪奇世界に引きずりこまれ、

はらはらとテンションがあがりながら楽しめる。

怪奇幻想譚と名のつくものはやめられない、怖いけどねーーー。

 

この傑作集の中の『ティローン州のある名家の物語』は『ジェーン・エア』を思わせる感じがあるけど、こちらのほうが先だったらしい。

 

内容

1815年、パリに向かう英国人青年が救った見目麗しい伯爵夫人。彼女に魅せられた青年に迫る不気味な陰謀を、活劇を交えて綴る表題作ほか、若い娘が嫁いだアイルランドの名門貴族が抱えるおぞましい秘密を描いた「ティローン州のある名家の物語」など、全五篇を収める。「女吸血鬼カーミラ」で知られる、十九世紀中葉に活躍した怪奇幻想作家の約半世紀ぶりとなる日本オリジナル傑作選。訳者あとがき=千葉康樹
目次

「ロバート・アーダ卿の運命」
「ティローン州のある名家の物語」
「ウルトー・ド・レイシー」
「ローラ・シルヴァー・ベル」
「ドラゴン・ヴォランの部屋」


J・S・レ・ファニュ
1814年アイルランド、ダブリン生まれ。ダブリン大学トリニティカレッジに進学し、38年、月刊雑誌「ダブリン・ユニバーシティ・マガジン」に“The Ghost and the Bone-Setter”を発表。その後も精力的に創作活動に励み、80に及ぶ短篇と15の長篇を残し、現在でもヴィクトリア朝を代表する怪奇幻想作家として愛読される。代表作に、『墓地に建つ館』『アンクル・サイラス』『ワイルダーの手』の長篇のほか、ブラム・ストーカー『吸血鬼ドラキュラ』に先駆けて発表された「女吸血鬼カーミラ」などがある。73年没。

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