Chizu Solo Theater Official Blog

ずっとお城で暮らしてる

watch a performance 海老沢栄町企画『或る 生田川』

f:id:chizusolotheater:20170729144807j:image

2017.7.28

結城座で舞台監督もされている、

人形使いの海老沢栄さんの公演に行って来ました。

今回は二作目公演だそうで、

一作目は私は観ていないので、

今回初見!

これがまたとても面白くて、

笑えて興味深い作品で観に行けて本当に良かったなぁ〜と思い、面白くて興味深い作品に出会えると刺激ももらえるので

三作目もすごく楽しみになりました。

森鴎外の『生田川』を、

役者、リュート奏者、人形使い

粘土作家そして人形7体が

生き生きとうごめいてたちあがっている世界で、

唯一無二の森鴎外『生田川』として

輝きを放つ作品になっていました。

最後に粘土から姿を現した、

くぐい(白鳥)はとても美しくて悲しくて

人智を超えた何か恐ろしいものを感じさせてくれました。

更に粘土の持つ

重みや湿度、感触や匂いが、

鴎外の生田川の世界観と、

同化のものに私には感じられました。

海老沢栄町 企画 今後も注目です!

 

森鴎外『生田川』戯曲  あらすじ

娘のことを母は心配している。

実は二人の男から愛されていて、どちらを選んでよいか、悩んでいるのだという。

母は娘に内緒で、生田川に見える白鳥を射た方に娘をやると約束してしまう。

そのことを娘に告げた朝、男二人を乗せた船が川に見え、白鳥は消えている。

どちらが射たのか気がかりな娘は川へ向かい、母も後を追う。

f:id:chizusolotheater:20170802022733j:imagef:id:chizusolotheater:20170802022828j:image

ふたりの男によって矢を刺された粘土のくぐい(白鳥)

 f:id:chizusolotheater:20170802022844j:image

ふたりの男に求愛されて苦悩する娘

 

☆公演詳細☆

人形遣いの海老沢栄主催、海老沢栄町企画 第二作目

人形人間実験劇

【或る生田川】森鴎外 作 戯曲「生田川」より


日時
2017年7月27日〜30日

タイムスケジュール
27日(木)20時開演
28日(金)20時開演
29日(土)15時開演、19時開演
30日(日)14時開演、17時開演

※開場は開演時間の40分前

会場
しもきた空間リバティ

チケット料金
2500円均一


演出・人形製作・操作・出演:海老沢栄

Cast
久野麻子(スイス銀行)
飛山真利子
吉松章
川口典成

山下昇平(イラスト造形舞台美術係)

staff
美術:倉本政典
照明:海藤春樹
衣装:宮本宣子

リュート演奏:大石一裕

映像記録:神林祐介
宣伝美術:篠永洋
協力:多賀谷忠生(しもきた空間リバティ)
北川久美子

●海老沢栄町(さかえまち)企画とは・・・

私(人形遣い兼人間)が、人形という「モノ」と人間という「モノ」とが、全く同じ原理に基づき存在し、人形と人間が、一本の糸で繋がった瞬間に「イノチ」という電流がながれ、通じあう時にある種の「イキモノ」が生まれる。その一瞬の連続のなかに、私は「生の意味」を感じる。
その意味を知るために、この実験があると。
人形と人間の儚き公開実験としての場を通じて、人形と人間の「生」を新しく感じ、忘れかけていた「面白さ」を作り伝えることが、この企画の意図するとろである。