Chizu Solo Theater Official Blog

ずっとお城で暮らしてる

Aries full moon 牡羊座満月

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牡羊座満月  am6:05

 

中秋の名月のすぐあとに牡羊座で満月、

ハーベストムーンとも言われる満月。

10月は惑星の動きもかなり激しいようで、12月の大変化に向けてエネルギーが加速していく一ヶ月になるよう。

秋も深まって、

近くの公園の金木犀が満開を迎えていて、

玄関を開けて外に一歩出ると、

ここまで香って来ていてびっくりなのとよい香りなので嬉しき鼻でした🎵

 

今日の私はこんな人、、だった。

あなたは?

 

今日のギャラリー

最後のゴーヤボーヤたち、収穫。

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忘備録的に、、、。

4.5月の自粛期間に詩を書いたりしていたものが出て来たのでここに。

 

『あいだ』

あめのへや ひとり

お鍋のゆげ
足元に 猫 まとわりついて
あなたは猫のもの

わたしはため息

想いの向こう岸にあなた

世界をたたく
雨 せわしく

わたしを埋めて
溢れる

 

『愚痴』
褒めてくれないのは嫉妬?

みてごらんなさい
謙虚におなりなさい
いくら背伸びをしたって
私たちはどうせ星の屑なのに
なのに賞賛されることばかり
いいえ何より自分が信じ込んでいる
なんておめでたい
なんて なんて 嫌な奴

 

『無題』

捉えようにも ない
いま
みつめ みえて
捉えようにも もどかしい

このなにか
どうやって?

逃してしまっても
ひとつぶ

それでもいいから
言葉に描いて

じょうずでなくて いいから
なにかで包んで
とめおきたい もどかしさ

 

『言葉花』

いくらも売れない
ことばだから
だれにも知られず
咲いた小さな言葉花
純潔に
ただわらって
ふるえてみせて
小鳥たちが聞いてくれるから

 

『返ってこない贈り物』

返ってこないもの
それも大切なもの

手に入れてしまうより
手に入らないことのほうが
豊かになる
なれる

そんな贈り物を
返ってこないものはたずさえて
私の中にせつない豊かさを与えてくれる

 

『花の葬』

あなたは何故咲くのですか?
ほんの束の間
お陽さまにあたり
小鳥の声を聞き
風に吹かれ
露に濡れ
お月さまに照らされながら
つんと咲き
音さえ立てずに
散っていく
陽が落ち真っ暗な闇の中で
柔らかな花びらを横たえて
土に還るのを眼を見開いて
待っている
今夜は雨が降り出した
溶けてゆくのですね

 

『雨と唄』

カレンの唄う
雨の日と月曜日はぶらぶらしてみるの
唄の主人公になって
あなたのいない
ねずみ色の空
傘の中から見上げてみる
優しい 刹那
この世にどうして歌があるか
私 わかるわ

雨の日と月曜日はぶらぶらしてみるの
唄の主人公になって
あなたのいない
ねずみ色の空
雨にうたれて見上げてみる
清らかな 情念
この世にどうして歌があるか
私 わかるわ

 

『蒼き夜に』

蒼き夜に 満開の桜
むせるように
私の胸に咲き誇り
彼女の声が聞こえた夜

あれはあなたに繋がる夜だった

あの夜は
私のなかでまぼろし
まとわりつく気配は
思い詰めたような夢となって
あなたの元にとどいたかしら

彼女の声に私の魂がふるえ
むせるような桜の夜を
やりきれない想いをのせて
届いた
彼女の声を
あなたは
あの夜聞いたかしら

 

『マイブーム・岸田さん』

最近、岸田今日子さんがマイブーム。
そう、あの『ムーミン』の声の岸田さん。

なぜ岸田さんなのかと言うと、
先月自粛要請を受けて無期延期になってしまった企画なのだけれど、
ある小さなお店でミュージシャンの方ふたりと私でパフォーマンスLiveをする予定だった。

ミュージシャンの方々は勿論演奏を、
では私は何を?と、、その小さなお店の空間にイメージを馳せて妄想していたら『朗読』と言うのがぴたりと私の中でイメージに当てはまったのだ。

さて、『朗読』と言えば私の中では岸田さんか市原悦子さんと決まっていて、
岸田さんが私の前に出現したのである。

今はYouTubeで検索すればあの岸田さんの素晴らしい朗読がすぐに聴ける。
向田邦子さんの小説を岸田さんが朗読するCDに聴き耽っていた昔も思い出した。

岸田さんの朗読はやはり改めて素晴らしいと思う、
溜息がでるくらいだ。

そのうち岸田さんが書いた本などもないだろうかと、図書館のホームページで検索してみたら沢山あって胸が高鳴り、
すぐに何冊か予約して借りてみた。

朗読は沢山聴いたりしていたが、
彼女の本を読むのはこれが初めてだった。

一番に読んだものは『妄想の森』と言うエッセイ本だった。

妄想も森も(とくに深い森)大好きな私には一目でそそられた。

『妄想の森』は短いエッセイがいくつも入っている本で、
読み進めていくにつれ、
彼女の文章の巧みさにも驚かされる。

女優で演技力もずば抜けていて個性的で底知れない魅力を放ち、
観る人に強烈な印象を残す上に、
姿なき声だけで朗読をやっても誰にも真似出来ない魔力のような神秘的な声と語り口、
それだけならまだしも文章もしっかりと彼女の世界として書かれている。

もう脱帽、、と言うか、
自分と岸田さんを比べるのもおこがましいが、
よくまあこんな人がいたものだと嫉妬や羨望など通り越して溜息が出てしまう。

そんな風に思って読んだ初めての彼女のエッセイの
中に『暖炉に炎が踊る時』と言う章があった。

なんでも彼女の所有している別荘の暖炉のある部屋に飾っている一枚の絵の話だった。

その絵は一軒の洋館が描かれたもので、
とてもその暖炉のある部屋に合ったので飾ったそうなのだけれど、
実のところその絵は、
誰が描いたものなのか?
どこでどうして岸田家に来たのか?わからない絵だったのだ。

ある晩、岸田さんは何人かの仲間と暖炉のある部屋に集まって飲んだり食べたりして楽しいひと時を過ごしていた、勿論、暖炉には赤々と燃える炎がくべられて踊っていた。

すると視界の隅で何かが動いた気がして岸田さんはそのほうを見ると、
そこにはあの絵があり、
閉まって描かれた家の窓が開いていて、
しかも小さな人影が一瞬見えたのだそうです。

私はこれを読んで、
岸田さんにはこんなことが他にも沢山あったに違いないとも思った。

あんな魅力的な演技や語りをする岸田さんに不思議な体験がない方がおかしいとも思った。

岸田さんが語る朗読自体が
あの日、暖炉のある部屋にかかっていた開くはずのない窓が開いていた絵、
あちらの世界へ連れて行ってくれるのだから。

岸田さん自体がすでにこちらの世界とあちらの世界を
往き来する存在であり、
見えないものから受信し、こちらの世界に発信を繰り返すアンテナなのだから。

岸田さんが体験したようなことが少なからずもある私はこの章を読んで、
あ、やっぱり岸田さんも、、と嬉しくなった。

こたらの世界にはもういない岸田さん。
あちらの世界でエッセイに書いていた絵の洋館を訪ねているに違いない。